3DSで遊ブログ

3DSでちょっと変わった遊びをしてみたいのです

3DS ROMの中身を確認する方法

 Citraに登録されているROMからイメージをダンプすることで、ROMの中身を確認することができます。ただ、ROMの種類によってフォルダの構造が違いますので、共通する拡張子のファイルを楽しむか、手あたり次第にファイルの中身を確認してみるといった楽しみ方になります。中にはとんでもないお宝ファイルも入っていますので環境をお持ちの方は是非チャレンジしてみてください。

■ダンプする方法

 Citraにダンプする機能が加わりました。アイコンを右クリックして「RomFSをダンプ」を選択すると、1,2分でダンプが完了し、保存先フォルダが自動で開きます。アップデートも含めてインストールされている場合は、本体とアップデートの両方のフォルダが開く動きです。とても良くできていますね。参考までにフォルダ名の左から8桁目が"0"となっているフォルダは本体、"E"となっているフォルダがアップデートになります。含まれるファイルの量でだいたいわかりますけどね。

 

 

■ダンプした後

  例えば妖怪ウォッチ3だと、ルートには「mov」フォルダ、「snd」フォルダ、yw_a.fa ファイルの3つあります。動画ファイル、音声ファイル、プログラム本体であることは容易に想像できます。いくつかのROMを見たところでは、動画ファイルは拡張子がmoflex、音声データはbcstmとなっていますので気にして見ていくと良いです。ROMによってフォルダの構造は違いますが拡張子は共通のようです。ファイル名本体部分からアタリを付けられるものもあると思います。

 また、運が良ければゲーム中のメッセージを収めたテキストデータを発見できることがあります。これについてはまた後程。なかなか面白い発見がありますよ。 

■動画ファイルの場合(拡張子moflex)

 このファイルは、3DS特有の3D動画(高速に左右の視点の映像に切り替わっている)で、音声は含まれていません。対応する音声データが別にあります。再生する簡単な方法は「Mobiclip Decoder Tools」で検索できるツールを利用します。再生するツールとaviファイルへ変換するツールが含まれます。
 もう1つは、ffmpegによる形式変換です。とてもシンプルに入力ファイル名、出力ファイル名を指定するだけです。これによってmp4に変換できますが、先ほどご案内したように3D動画ですので、普通に再生すると高速にちらついた映像になります。もしffmpegでなんとかしたいということでしたら、一度静止画に分解、交互に間引きして再度映像化という手があります。面倒ですけどね。。。

 ffmpeg -i ~~~.moflex  output.mp4

■音声ファイルの場合(拡張子bcstm)

 普通の音声ファイルですがこのままでは再生できません。動画ファイルと同じようにffmpegを利用してmp3等に変換します。とにかくffmpegは万能ですね。BGM、セリフ等ほとんどがこの形式で保存されていますのでまとめて変換してから順番に再生してみると良いです。

 ffmpeg -i ~~~.bcstm  output.mp3